【恵比寿|歯を残す治療】抜歯適応の歯を救う「歯内×歯周×再生医療による意図的再植術<ATR-SIT>症例解説」
目次
こんにちは。恵比寿駅徒歩3分の歯科医院、**Uデンタルオフィス恵比寿 院長の小川雄大です。
本日は、当院で実施した「抜歯適応」と診断された重度の症例に対して、**従来の枠を超えた“新しい意図的再植術”**で歯を保存した症例をご紹介します。
■ 抜歯と診断された奥歯を、1本の歯として再生させた症例
下の写真は、**術前(左)と術後6か月(右)**の同じ歯を比較したものです。この歯は、歯根破折や再感染、歯周組織の破壊によって、通常なら抜歯が選択される状態でした。しかし、患者さまは「なんとか自分の歯を残したい」と強く希望され、当院での精密診断と高度な再植治療を行うことになりました。

■ 多診療領域にまたがる“歯を残すための複合治療”
このケースでは、従来の意図的再植の枠を超えた、歯内療法×歯周組織再建×再生医療×補綴設計を一体化したアプローチを取りました。
【実施内容】
- マイクロスコープ下での根管治療(歯内療法)
- 歯を一度抜歯し、破折部位の切除と根面のデブライドメント
- 意図的に理想的な角度・深さで埋入窩を形成し、再ポジショニング(再植)
- 再植部におけるGBR(骨再生誘導)+Tiハニカムメンブレン使用
- 歯肉退縮部への結合組織移植術(CTG)で軟組織の厚みとボリュームを確保
これにより、歯周環境・骨支持・審美性・長期安定性のすべてを考慮した、**“インプラント的再植術”**が実現しました。
■ 「歯内療法の枠」では救えない歯を、歯周・インプラントの視点で救う
従来の意図的再植は、「歯内療法の延長」として扱われることが多いですが、
当院では、
- 咬合負荷や支持骨の評価
- 歯周組織の回復能力
- 治療後の補綴設計と審美性
までを総合的に診断し、“1本の歯を口腔内で再建する”という発想でアプローチしています。
■ 「抜歯」と言われたら、セカンドオピニオンをおすすめします
「もう抜くしかないですね」と言われた歯でも、
正確な診断と複合的なアプローチで残せる可能性があることは少なくありません。
特に、
- 再感染を繰り返す根管治療
- 歯根破折(破折線が浅い場合)
- 歯周病で骨吸収が進行しているが局所的なケース
などでは、今回のような再植術+再生療法が有効な場合があります。
■ 恵比寿で高度な歯の保存治療をお探しの方へ
Uデンタルオフィス恵比寿では、**「残せる歯は、残す」**をポリシーに、
マイクロスコープ、CT、再生材料などを駆使して、他院では抜歯と診断された歯の保存にも取り組んでいます。
- インプラントは避けたい
- 歯を失いたくない
- 難しい症例でも一度診てほしい
という方は、ぜひ当院までご相談ください。
セカンドオピニオン・無料相談も随時受付中です。
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