【恵比寿|インプラント治療】骨を足さないサイナスリフト「グラフトレス・クレスタルアプローチ」とは?
目次
こんにちは。Uデンタルオフィス恵比寿です。
インプラント治療をご希望の方の中には、「上顎の奥歯の骨が薄くてインプラントは難しい」と言われた方もいらっしゃるかもしれません。
そんなケースでも、骨を“足さず”にインプラントが可能になる方法があるのをご存じでしょうか?
それが、**グラフトレスサイナスリフト(クレスタルアプローチ)**です。
本日は、当院でも積極的に行っているこの術式について、わかりやすくご説明いたします。
■ サイナスリフトとは?
上顎の奥歯の骨(上顎洞底部)は、抜歯後に骨が吸収されやすく、インプラントを埋めるのに必要な「高さ(垂直的な骨量)」が不足することがよくあります。
このような場合に、上顎洞(サイナス)という空洞の底を持ち上げて骨を増やす手術を「サイナスリフト」といいます。
一般的な方法では、骨補填材(人工骨)を使って骨造成を行います。
■ グラフトレス・クレスタルアプローチとは?
「グラフトレス(Graftless)」とは、骨補填材を使わないという意味です。
「クレスタルアプローチ(crestal approach)」は、歯ぐきの上から小さな穴を開け、そこからアクセスする低侵襲な方法です。
つまり、グラフトレスサイナスリフトとは:
👉 人工骨などを使わず、インプラント体そのものの力で上顎洞底を持ち上げて、自然に骨が再生するのを待つ術式です。
骨量が4〜6mm程度あれば対応可能で、術後の腫れや痛みも非常に少なく、患者様への負担が軽減されます。
■ なぜ人工骨を使わなくていいの?
近年の研究では、インプラント体が持ち上げたシュナイダー膜の下に、自然に血液が溜まり、それが骨へと置き換わることが確認されています。
この生理的なプロセスにより、安全かつ確実に骨が再生するため、人工材料に頼らずに済むのです。
■ グラフトレス法のメリット
- ✅ 人工骨を使用しないため、異物反応や感染リスクが低い
- ✅ 小さな切開で済むため、腫れや痛みが少ない
- ✅ 手術時間が短い
- ✅ 同時にインプラント埋入が可能(治療期間の短縮)
- ✅ 費用面でも抑えられる
■ Uデンタルオフィス恵比寿のこだわり
当院では、CT撮影と3D診断により、上顎洞の形や骨の厚みを正確に評価し、クレスタルアプローチが適応可能かを見極めます。
また、専用のオステオトーム器具やピエゾサージェリーを使用して、上顎洞膜を安全に、丁寧に挙上します。
術後の骨再生状況も定期的にモニタリングし、確実な骨形成を確認してから補綴へと進行します。
■ どんな方におすすめ?
- 骨量が少ないが、大きな手術は避けたい
- インプラントをなるべく早く埋入したい
- 身体への負担が少ない治療を希望
- 他院で「骨が足りない」と断られた方
■ 注意点と限界
ただし、骨の高さが極端に少ない(3mm以下)場合は適応外になることがあります。
そのようなケースでは、ラテラルアプローチや骨造成と組み合わせる必要があります。
また、上顎洞膜が非常に薄い場合や、慢性副鼻腔炎がある方などには慎重な判断が必要です。
■ まとめ:低侵襲・高成功率のグラフトレスインプラント
グラフトレスサイナスリフト(クレスタルアプローチ)は、患者様への負担を軽減しながらも、長期安定性をしっかりと確保できるインプラント術式です。
当院では、骨造成の有無にかかわらず、すべてのインプラント治療で「長期的な予後」を第一に考えた計画立案を行っています。
「他院で断られた」「できるだけシンプルな方法で治療したい」とお考えの方も、ぜひ一度、無料相談をご利用ください。
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