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【恵比寿でガミースマイルが気になる方へ】歯茎が見える原因とクラウンレングスニング・矯正治療

「笑うと上の歯茎が大きく見える」

「歯並びは悪くないのに、前歯が小さく見える」

「歯茎の高さが左右で違い、笑顔が気になる」

「矯正治療を受けたのに、笑ったときの歯茎が残っている」

「セラミック治療を受ける前に、歯茎のラインも整えたい」

このようなお悩みの背景には、一般的にガミースマイルと呼ばれる状態が関係していることがあります。

ガミースマイルは、単に「歯茎の量が多い」だけで起こるわけではありません。

歯が歯肉に覆われて短く見えている場合、上の前歯が下方に位置している場合、上唇が大きく動く場合、上顎骨の形態が関係している場合など、患者さんによって原因が異なります。複数の原因が重なっていることもあります。 

そのため、原因を確認しないまま歯茎だけを切除すると、

  • 十分に改善しない
  • 歯が長く見えすぎる
  • 歯茎が戻ってくる
  • 歯と歯の隙間が目立つ
  • 歯周組織に負担がかかる

といった問題が起こる可能性があります。

恵比寿のUデンタルオフィス恵比寿では、歯の形だけを見るのではなく、歯肉、歯槽骨、歯並び、噛み合わせ、上唇の動きまで確認したうえで、治療方法を検討します。

この記事では、ガミースマイルの原因と治し方、歯肉切除とクラウンレングスニングの違い、矯正治療やセラミック治療を組み合わせる理由について、当院に掲載している症例を交えながら解説します。


ガミースマイルとは?

ガミースマイルとは、笑ったときに上の前歯の上にある歯茎が目立って見える状態のことです。

歯科では、過剰な歯肉露出を意味する「エクセッシブ・ジンジバル・ディスプレイ」と表現することもあります。

ただし、歯茎が何mm見えたら必ず治療が必要、というものではありません。

歯茎が見える量が同じでも、次のような条件によって口元の印象は変わります。

  • 前歯の幅と長さ
  • 歯茎の高さや左右差
  • 歯並び
  • 上唇の長さ
  • 笑ったときの上唇の動き
  • 前歯と唇の位置関係
  • 顔全体とのバランス
  • 笑顔の大きさ

ガミースマイルは、多くの場合、必ず治療しなければならない病気ではありません。

ご本人が気にならず、歯肉炎や歯周病、噛み合わせなどの問題がなければ、治療を行わず経過を見ることもできます。

一方で、口元が気になって自然に笑えない、歯が短く見える、歯茎の高さが左右で異なるなどのお悩みがある場合には、歯科治療によって改善できる可能性があります。


「歯が小さい」のではなく、歯茎に隠れていることがあります

前歯が小さく見える場合、実際に歯そのものが小さいとは限りません。

本来見えるはずの歯冠の一部が歯肉に覆われ、臨床的に見える歯の長さが短くなっていることがあります。

このような状態の一つが、受動的萌出の異常・遅延です。

歯が生えた後には、歯肉の縁が適切な位置へ移動し、歯冠が見えるようになります。しかし、その移動が十分に起こらず歯冠側に歯肉が残ると、歯が短く四角く見え、相対的に歯茎が目立ちます。 

このタイプでは、歯肉整形やクラウンレングスニングによって、歯の見える範囲と歯茎のラインを整えられる可能性があります。

ただし、歯肉の下にある骨の位置によっては、歯肉だけを切除しても安定しない場合があります。

そのため、「歯肉をどの程度切るか」だけでなく、歯と歯槽骨、歯肉の位置関係を確認する必要があります。


ガミースマイルの主な原因

ガミースマイルには、主に次のような原因があります。

1.歯冠が歯肉に覆われている

歯の大きさ自体は問題なくても、歯肉が歯冠を覆うことで、前歯が短く見えることがあります。

この場合は、歯肉整形、歯肉切除、クラウンレングスニングなどを検討します。

2.歯肉が厚い、または腫れている

もともと歯肉が厚い場合だけでなく、歯肉炎や歯周病、磨き残し、矯正装置周囲の炎症などによって歯茎が腫れ、ガミースマイルが目立つことがあります。

炎症が原因の場合は、すぐに歯肉を切るのではなく、先に歯周病治療やクリーニングを行います。

炎症が落ち着いた後も歯肉の量が多い場合に、形を整える処置を検討します。

3.上の前歯が下方に位置している

上の前歯が下方に位置していると、歯と一緒に歯茎も下方へ位置し、笑ったときに歯肉が見えやすくなります。

噛み合わせが深いケースや、前歯が過剰に萌出しているケースでも見られます。

この場合、歯肉だけを切除すると歯が長く見えすぎる可能性があるため、矯正治療によって前歯の位置を整えることがあります。

4.上唇が大きく動く

普段は歯茎があまり見えなくても、笑ったときに上唇が大きく上がることで、歯肉が目立つことがあります。

上唇を引き上げる筋肉の働きが強い場合には、ボツリヌストキシン治療や口唇移動術などが検討されることがあります。

ただし、ボツリヌストキシン治療は一時的な治療であり、効果の程度や持続期間には個人差があります。 

5.上顎骨の垂直的な長さ

上顎骨が垂直方向に長く発達している場合も、ガミースマイルの原因になります。

骨格的な影響が強い場合、歯肉処置だけで改善できる範囲には限界があります。

状態によっては、アンカースクリューを併用した矯正治療や、顎矯正手術を検討することがあります。

6.複数の原因が重なっている

実際の診療では、原因が一つだけとは限りません。

例えば、

  • 歯冠が歯肉に覆われている
  • 前歯が下方に位置している
  • 上唇の動きが大きい
  • 歯並びにも問題がある

といった要因が重なっている場合があります。

複数の原因があるケースでは、矯正治療後にクラウンレングスニングを行うなど、治療を段階的に組み合わせます。


ガミースマイルの治療方法

原因によって、検討する治療方法は異なります。

主な原因・状態検討される治療
歯冠が歯肉に覆われている歯肉整形、歯肉切除、クラウンレングスニング
歯肉に炎症や腫れがあるクリーニング、歯周病治療
前歯の位置が低いワイヤー矯正、マウスピース矯正、圧下
歯並びに問題がある矯正治療
上唇の動きが大きいボツリヌストキシン治療、口唇移動術
骨格的な影響が強い矯正治療、顎矯正手術
歯の形や色も気になるダイレクトボンディング、ラミネートベニア、セラミック
複数の原因がある矯正・歯周形成外科・審美修復の併用

歯肉整形・歯肉切除

歯肉整形は、余分な歯肉を調整し、前歯の見える長さや歯茎の高さを整える治療です。

骨と歯肉の距離が十分にあり、歯肉だけを整えればよいケースでは、比較的限られた処置で改善を目指せます。

ただし、歯槽骨が歯冠側に位置している場合、歯肉のみを切除しても治癒後に歯茎が戻ってきたり、歯周組織が安定しにくくなったりすることがあります。

骨の位置を確認し、歯肉切除だけで対応できるのか、骨整形を伴うクラウンレングスニングが必要なのかを判断します。


クラウンレングスニングとは?

クラウンレングスニングは、日本語で歯冠長延長術と呼ばれる治療です。

歯の見えている部分である「臨床的歯冠」を長くするため、歯肉を整え、必要に応じて歯槽骨の位置や形態も調整します。

ガミースマイルの治療では、単に歯茎を切るのではなく、

  • 本来の歯冠がどこまであるか
  • 骨の位置がどこにあるか
  • 歯肉の厚みがどの程度あるか
  • 治癒後に歯茎がどこへ落ち着くか
  • 前歯一本ずつの長さが適切か
  • 左右差が生じないか

を考えて設計します。

審美的クラウンレングスニングでは、歯肉だけでなく、硬組織と軟組織の位置関係を診断することが重要とされています。 


歯肉切除とクラウンレングスニングの違い

両者は見た目が似ていますが、治療内容が異なります。

歯肉切除

主に歯肉の量や形を整える処置です。

骨の位置が適切で、歯肉のみを調整すればよい場合に検討します。

クラウンレングスニング

歯肉に加え、必要に応じて歯槽骨を調整する治療です。

骨が歯冠側に近い場合や、治癒後の歯茎の位置を考慮する必要がある場合に選択します。

「歯茎を切るかどうか」だけではなく、骨の位置を変える必要があるかどうかが大きな違いです。


骨整形が必要になる理由

歯肉は、歯槽骨とは無関係に好きな位置へ移動できるわけではありません。

歯肉の下には、歯を支える骨と、歯に付着する歯周組織があります。

骨と歯肉の位置関係を考慮せず歯肉だけを大きく切除すると、治癒の過程で歯茎が再び歯冠側へ移動する可能性があります。

そのため、骨が歯冠側に近いケースでは、歯肉の位置を安定させる目的で骨整形を行うことがあります。

一方で、すべての方に骨整形が必要なわけではありません。

歯周組織検査、歯肉の厚み、歯冠の形、骨の位置などを確認して判断します。


1回法と2回法の違い

クラウンレングスニングは、一度の手術で歯肉と骨を整える場合と、治療を2段階に分ける場合があります。

1回法

一度の外科処置で、歯肉と必要な骨の調整を行います。

治療範囲や歯肉・骨の状態によっては、1回法で対応できる場合があります。

2回法

最初の処置で骨の位置や形を調整し、治癒を待ってから歯肉の高さや左右差を細かく整える方法です。

歯肉や骨が厚い場合、歯肉の位置を細かく調整したい場合、左右差を慎重に整えたい場合などに検討します。

治療期間や通院回数は増えますが、治癒後の歯肉の位置を確認してから最終調整できることが特徴です。


矯正後もガミースマイルが残るのはなぜですか?

矯正治療で歯並びが整っても、ガミースマイルがすべて改善するとは限りません。

矯正後にも、

  • 歯冠が歯肉に覆われている
  • 歯肉が厚い
  • 上唇の動きが大きい
  • 上顎骨の形態が関係している
  • 歯肉の高さに左右差がある

といった要因が残る場合があります。

反対に、前歯の位置がガミースマイルの主な原因である場合、歯肉処置を先に行うより、矯正治療によって歯の位置を整えることが優先されます。

そのため、矯正とクラウンレングスニングのどちらを先に行うかは、最終的な歯の位置を含めて判断します。

一例として、マウスピース型矯正装置で歯列と前歯の位置を整えた後、クラウンレングスニングによって歯冠の長さと歯肉ラインを調整する方法があります。


セラミック治療前に歯茎を整える理由

前歯のセラミック治療では、歯の色や形だけでなく、歯肉の高さや左右差も仕上がりに影響します。

歯茎の位置に左右差があるままセラミックを製作すると、

  • 左右の歯の長さが違って見える
  • 被せ物の境目が不自然になる
  • 歯肉ラインと歯の形が調和しない
  • 歯を必要以上に長く作らなければならない

といった問題が起こることがあります。

必要に応じて、セラミック治療の前にクラウンレングスニングで歯肉の高さを整え、歯肉の治癒を確認してから最終的な被せ物を作製します。

ただし、健康な歯をガミースマイル改善だけの目的で大きく削ることは、慎重に判断しなければなりません。

歯を削らずに対応できるのか、ダイレクトボンディングやラミネートベニアが適しているのか、すでに被せ物が必要な状態なのかを確認します。


Uデンタルオフィス恵比寿に掲載しているガミースマイル・前歯治療症例

ガミースマイルの治療は、歯肉と骨だけを整えるケース、矯正治療を併用するケース、セラミック治療まで行うケースなど、原因と希望する仕上がりによって異なります。

以下では、当院サイトに掲載している治療症例をご紹介します。

治療結果には個人差があり、すべての患者さんに同じ治療や結果が当てはまるものではありません。


症例1|30代女性・2回法のクラウンレングスニング

治療前

治療後

笑ったときに歯茎が見えることを主訴に来院された患者さんです。

歯肉と骨の厚み、治癒後の歯肉の位置を考慮し、クラウンレングスニングを2段階に分けて行いました。

  • 担当医:生野誠
  • 主訴:笑ったときの歯茎が気になる
  • 治療内容:クラウンレングスニング2回法
  • 回数:2回
  • 費用:28万円
  • 主なリスク:後戻り

症例ページに掲載されている費用および治療内容です。実際の費用は治療範囲や現在の料金設定により異なる場合があります。 

[30代女性|2回法のクラウンレングスニング症例を詳しく見る](https://www.u-dental-ebisu.com/case/4461/)


症例2|30代女性・インビザラインとクラウンレングスニング

治療前

治療後

前歯の見た目と、笑ったときに歯茎が目立つことを気にされていた患者さんです。

マウスピース型矯正装置によって歯並びと歯の位置を整え、その後クラウンレングスニングを行いました。

歯肉だけではなく、歯の位置もガミースマイルに関係しているケースでは、このように矯正治療と歯周形成外科を組み合わせることがあります。

  • 担当医:小川雄大
  • 主訴:前歯が気になる、笑ったときに歯茎が目立つ
  • 治療期間:12か月
  • 費用:100万円
  • 治療内容:インビザライン、クラウンレングスニング
  • 主なリスク:後戻り、歯根吸収

[インビザラインとクラウンレングスニングを併用した症例を見る](https://www.u-dental-ebisu.com/case/3727/)


症例3|10代女性・矯正治療、クラウンレングスニング、エクストルージョン

治療前

治療後

前歯の隙間、歯茎の露出、永久歯が生えてこないことを主訴に来院された患者さんです。

ホワイトワイヤー矯正に加え、歯を適切な位置へ誘導するエクストルージョン、歯と歯茎の比率を整えるクラウンレングスニングを行いました。

ガミースマイルだけを単独で治療するのではなく、歯の萌出状態や歯並びも含めて治療計画を立てた症例です。

  • 担当医:生野誠
  • 主訴:すきっ歯、歯茎の露出、永久歯が出てこない
  • 治療期間:24か月
  • 費用:80万円+調整料
  • 治療内容:ホワイトワイヤー矯正、クラウンレングスニング、エクストルージョン
  • 主なリスク:歯根吸収、ブラックトライアングル、後戻り

[すきっ歯と歯茎の露出を矯正・クラウンレングスニングで治療した症例を見る](https://www.u-dental-ebisu.com/case/3036/)


症例4|40代女性・歯冠長延長術とセラミック治療

治療前

治療後

前歯をきれいにしたいというご希望に対し、歯冠長延長術とセラミッククラウンを組み合わせた症例です。

セラミックの色や形だけでなく、歯肉ラインと歯冠の長さを先に整えることで、前歯と歯茎のバランスを考慮しています。

  • 主訴:前歯をきれいにしたい
  • 治療内容:歯周形成外科、歯冠長延長術、セラミッククラウン
  • 期間:外科手術1回、その後メインテナンス
  • 費用:合計60万5,000円
  • 内訳:歯冠長延長術5万5,000円×2、セラミッククラウン16万5,000円×3
  • 主なリスク:外科手術が必要

担当医:小川雄大

[歯冠長延長術とセラミックで前歯を整えた症例を見る](https://www.u-dental-ebisu.com/case/2985/)


症例5|歯冠長延長術と骨整形を行った症例

治療前

治療後

歯肉だけを切除するのではなく、骨の位置と形態を調整した歯冠長延長術の症例です。

歯槽骨が歯冠側に位置している場合、治癒後の歯肉の位置を考慮して骨整形を行うことがあります。

  • 担当医:小川雄大
  • 主訴:ガミースマイルを治したい
  • 治療内容:歯周形成外科
  • 期間:外科手術1回、その後メインテナンス
  • 費用:合計30万円
  • 内訳:歯冠長延長術5万円×6、
  • 主なリスク:外科手術が必要

[歯冠長延長術と骨整形を行った症例を見る](https://www.u-dental-ebisu.com/case/2983/)


関連症例|40代女性・矯正とセラミックによる前歯治療

治療前

治療後

【症例写真を挿入】

こちらは、ガミースマイルを直接治療した症例ではなく、矯正治療とセラミック治療を組み合わせて前歯全体を整えた関連症例です。

前歯の審美治療では、歯茎だけでなく、歯並び、歯の形、色、噛み合わせを含めて計画する場合があります。

  • 担当医:小川雄大
  • 主訴:歯並びを治したい、歯をきれいにしたい
  • 治療期間:30か月
  • 費用:200万円
  • 治療内容:矯正治療、セラミック治療
  • 主なリスク:後戻り、セラミックの脱離

[矯正とセラミックで前歯全体を整えた症例を見る](https://www.u-dental-ebisu.com/case/3585/)


クラウンレングスニングの治療の流れ

1.カウンセリング

どの部分が気になるのか、どの程度の変化を希望しているのかを確認します。

ガミースマイルを完全になくしたいのか、歯を少し長く見せたいのか、歯茎の左右差だけを整えたいのかによっても治療設計が変わります。

2.口腔内と笑顔の診査

歯の形、歯肉の高さ、歯並び、噛み合わせ、上唇の動きなどを確認します。

必要に応じて、口腔内写真、レントゲン、CTなどの検査を行います。

3.歯周組織の検査

歯肉の炎症、出血、歯周ポケット、歯肉の厚みなどを確認します。

歯肉炎や歯周病がある場合は、先にクリーニングや歯周基本治療を行います。

4.治療範囲の設計

前歯一本ずつの幅と高さ、歯茎の左右差、笑顔とのバランスを確認し、歯肉の位置を設計します。

5.局所麻酔

治療部位へ局所麻酔を行います。

麻酔時には針を刺す刺激がありますが、処置中の痛みに配慮して治療を進めます。

6.歯肉と必要な骨の調整

診断に基づき、余分な歯肉を整えます。

骨が歯冠側に近い場合は、必要な範囲で歯槽骨の形態を調整します。

7.縫合

歯肉を適切な位置へ戻し、必要に応じて縫合します。

8.抜糸と経過観察

治癒状態を確認し、適切な時期に抜糸します。

歯肉は治癒に伴って位置や形が変化するため、定期的に経過を確認します。


痛み・腫れ・ダウンタイムについて

クラウンレングスニングは局所麻酔下で行います。

処置中の痛みに配慮して進めますが、麻酔が切れた後には、痛み、腫れ、出血、違和感が生じることがあります。

骨整形の有無、治療本数、歯肉の厚みなどによって、術後の症状や治癒期間は異なります。

術後には、次のような症状が起こる可能性があります。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 出血
  • 歯肉の赤み
  • 一時的な知覚過敏
  • 歯が長く見える違和感
  • 歯と歯の間が広く見える
  • 歯肉の左右差
  • 後戻り
  • 感染
  • 治癒の遅延

治療後は、治療部位を強く磨いたり、硬いものを噛んだりすることを一時的に控えていただく場合があります。


クラウンレングスニングのリスクと注意点

クラウンレングスニングには、次のようなリスクがあります。

  • 術後の痛み、腫れ、出血
  • 感染
  • 知覚過敏
  • 歯根の露出
  • 歯が長く見えすぎる
  • 歯と歯の間の隙間が目立つ
  • 歯肉の左右差
  • 瘢痕
  • 歯肉の後戻り
  • 治癒の遅延
  • 再調整が必要になる可能性
  • 歯周組織への影響

歯周病が進行している場合、歯根が短い場合、歯肉や骨が薄い場合などは、適応できないことがあります。

また、治療直後の歯肉の形が最終的な形とは限りません。

歯肉は治癒の過程で変化するため、最終的なセラミック治療などを行う場合は、歯肉の安定を待ってから進めることがあります。


ガミースマイル治療の費用

治療費は、原因、治療範囲、骨整形の有無、矯正治療やセラミック治療を併用するかどうかによって異なります。

例えば、同じクラウンレングスニングでも、

  • 歯肉のみを整える
  • 骨整形を行う
  • 1本だけ治療する
  • 前歯全体を治療する
  • 1回法で行う
  • 2回法で行う

といった違いがあります。

本記事に掲載した症例では、クラウンレングスニング2回法28万円、矯正との併用100万円などの費用が掲載されていますが、これは各症例に実際に行った治療内容に対する費用です。現在の料金や患者さんごとの総額とは異なる場合があります。 

診査・診断後に、必要な治療内容、期間、費用、リスクをご説明します。


ガミースマイル治療についてよくある質問

Q1.歯茎を切ればガミースマイルは治りますか?

すべてのガミースマイルが歯肉切除だけで改善するわけではありません。

歯冠が歯肉に覆われていることが主な原因であれば、歯肉整形やクラウンレングスニングが適している可能性があります。

一方、歯の位置、骨格、上唇の動きが主な原因の場合は、矯正治療やほかの治療が必要になることがあります。


Q2.歯肉切除とクラウンレングスニングは同じですか?

厳密には異なります。

歯肉切除は主に歯肉を整える処置です。クラウンレングスニングでは、必要に応じて歯肉だけでなく歯槽骨も調整します。

骨の位置によって適切な治療方法が変わります。


Q3.骨を削る必要はありますか?

すべての症例で骨を調整するわけではありません。

歯槽骨と歯肉の距離が十分にある場合は、歯肉のみの調整で対応できる可能性があります。

骨が歯冠側に近い場合は、歯肉の位置を安定させる目的で骨整形を行うことがあります。


Q4.治療すると歯が長くなりすぎませんか?

治療量が大きすぎると、歯が不自然に長く見える可能性があります。

歯の幅と高さ、隣の歯とのバランス、笑ったときの見え方を確認して治療範囲を決めます。


Q5.クラウンレングスニングは後戻りしますか?

治癒の過程で歯茎の位置が変化したり、一定程度歯冠側へ戻ったりする可能性があります。

骨と歯肉の位置関係、歯肉の厚み、炎症、セルフケア、術式などが関係します。


Q6.矯正治療とクラウンレングスニングはどちらを先に行いますか?

歯の位置を大きく変える必要がある場合は、一般的に矯正治療を先に行います。

歯の位置が整った後に、歯肉の高さや歯冠の長さをクラウンレングスニングで調整します。

治療の順番は患者さんの状態によって異なります。


Q7.矯正後でもガミースマイルを治療できますか?

矯正後でも治療できる可能性があります。

矯正治療後に歯冠が歯肉に覆われている場合や、歯茎の高さに左右差がある場合は、クラウンレングスニングを検討することがあります。


Q8.セラミックだけでガミースマイルを治せますか?

セラミックによって歯の形や長さを調整できる場合はありますが、歯茎の露出そのものをセラミックだけで改善できるとは限りません。

健康な歯を必要以上に削らないよう、歯肉、骨、歯の位置を診断したうえで治療方法を選択します。


Q9.ボツリヌストキシンとクラウンレングスニングの違いは何ですか?

ボツリヌストキシン治療は、主に上唇を引き上げる筋肉の働きを一時的に抑える治療です。

クラウンレングスニングは、歯肉や必要な歯槽骨を調整し、歯の見える長さを変える外科処置です。

治療対象となる原因が異なります。


Q10.相談だけでも受診できますか?

検査や相談を受けたからといって、必ず治療を開始する必要はありません。

原因、治療方法、期待できる変化と限界、期間、費用、リスクを確認したうえでご検討いただけます。


恵比寿でガミースマイル治療を検討している方へ

ガミースマイルは、見た目が似ていても原因は患者さんごとに異なります。

歯冠が歯肉に覆われている場合は、歯肉整形やクラウンレングスニングが適している可能性があります。

歯の位置や噛み合わせが関係している場合は矯正治療、歯の形や被せ物も改善したい場合はセラミック治療やダイレクトボンディングを組み合わせることがあります。

大切なのは、最初から「歯茎を切る」「矯正をする」「セラミックにする」と決めるのではなく、

  • 歯の本来の大きさ
  • 歯肉の位置と厚み
  • 歯槽骨の位置
  • 歯並び
  • 噛み合わせ
  • 上唇の長さと動き
  • 顔全体と笑顔のバランス

を確認することです。

Uデンタルオフィス恵比寿では、歯周形成外科、矯正治療、セラミック治療、ダイレクトボンディングなどを含め、口元全体を診査したうえで治療方法をご提案します。

笑ったときの歯茎や、前歯が短く見えること、歯茎の左右差が気になる方はご相談ください。


監修者情報

監修:歯科医師 生野 誠

医療法人社団 結 代表
Uデンタルオフィス恵比寿/グランドメゾンデンタルクリニック

経歴

  • 2014年 九州歯科大学卒業
  • 慶應義塾大学病院 歯科・口腔外科にて研修
  • 日本口腔外科学会 認定医

歯周形成外科、矯正治療、精密根管治療、審美修復、インプラント治療などを組み合わせた包括的な歯科治療に取り組んでいます。


参考文献

  1. Dym H, Pierre R 2nd. Diagnosis and Treatment Approaches to a “Gummy Smile.” Dent Clin North Am. 2020;64(2):341-349.  
  2. Lee EA. Aesthetic crown lengthening: classification, biologic rationale, and treatment planning considerations. Pract Proced Aesthet Dent. 2004;16(10):769-778.  
  3. Razmaitė A, Trakinienė G. The effect of botox for the correction of the gummy smile: A systematic review. Stomatologija. 2021;23(3):63-68.  
  4. Duruel O, et al. Ideal Dose and Injection Site for Gummy Smile Treatment with Botulinum Toxin-A. Int J Periodontics Restorative Dent. 2019;39(4):e167-e173.  
  5. Treatment of excessive gingival display using conventional esthetic crown lengthening versus computer guided esthetic crown lengthening: a randomized clinical trial.  
  6. Altered Passive Eruption Complicating Optimal Orthodontic Bracket Placement: A Case Report and Review of Literature.  

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