歯肉が黒い理由と
その治療法|
根元や境⽬の黒ずみ
を改善する⽅法
について解説
笑った時に見える歯肉が黒ずんでいて、気になったことはありませんか?
本来、健康な歯肉は薄いピンク色をしています。
しかし、何らかの原因によって黒く変色してしまうことがあり、人によっては不健康そうな印象を与えてしまうとコンプレックスに感じている方もいます。
この記事では、歯肉が黒くなる主な原因や、改善のためにできる治療方法、日常での予防のポイント、そして注意すべき症状について詳しく解説していきます。
目次
歯肉が黒くなる
主な原因とは?

メラニン色素の沈着
もっとも一般的な原因がメラニン色素の沈着です。
メラニンとは、肌や粘膜を紫外線などの刺激から守る天然の色素成分ですが、歯肉にも含まれており、体質や生活習慣によって沈着が濃くなることがあります。
とくに、肌がやや色黒の方、喫煙習慣がある方、日常的に日光を浴びやすい環境にある方は、メラニンが活発に生成され、歯肉が黒っぽくなる傾向があります。
左右対称に、広範囲にわたって黒ずんでいるのが特徴です。
被せ物や差し歯の金属の色素が
溶けだす
かぶせ物や差し歯の中に使われている金属が原因で、歯肉の根元が黒ずんで見えることがあります。
これはメタルタトゥーと呼ばれ、金属が溶け出して歯肉に染み込み、色が沈着してしまう現象です。
特に10年以上前に装着された差し歯や、保険診療の金属冠でよく見られるケースで、歯と歯肉の境目に限局的に黒っぽい影が現れます。
タバコのヤニの付着
タバコに含まれるタールやニコチンなどの成分が、歯肉や粘膜に付着することで黒ずみを引き起こすことがあります。
また、長年の喫煙習慣はメラニンの沈着を助長するだけでなく、歯周組織にも悪影響を与えるため、歯肉の血流が悪化し、暗くくすんで見えるようになります。
この場合は歯肉だけでなく、歯や舌にもヤニによる色素沈着が見られることが多いです。
黒ずみを治療する方法

レーザーによるメラニン除去
メラニン色素による黒ずみには、レーザー機器を使ってメラニンを除去する治療法が効果的です。
レーザーで黒ずんだ表層の歯肉を焼き取り、新しいピンク色の歯肉が再生されるのを待ちます。
処置時間は短く、痛みや出血も少ないのが特徴です。
個人差はありますが、治療から数日〜1週間程度で歯肉が再生し、自然な色になります。
治療後のダウンタイムも短く、日常生活に大きな支障をきたすことはほとんどありません。
薬剤によるガムピーリング
歯肉にフェノール・アルコールなどの薬剤を塗布して、メラニン色素を化学的に除去する方法です。
レーザーよりも費用が抑えられる場合が多く、広い範囲にわたって処置できる点がメリットです。
処置後は2日〜3日ほどヒリつきや赤みが出ることがありますが、比較的短期間で効果が現れます。
一度で十分な効果が出る場合もありますが、色素の沈着が強いケースでは複数回の処置が必要となることもあります。
金属の補綴物をセラミックに変更
被せ物や差し歯の金属による黒ずみは、内部の金属を撤去し、メタルフリーの素材に交換することで改善につながります。
特に、歯肉の縁に黒いラインが見える場合は、金属が透けて見えている可能性があります。
このようなケースでは、ジルコニアやオールセラミックといった素材に変更することで、見た目の印象が変わります。
こんなときは早めに受診を

急に色が変わった
今までピンク色だった歯肉が、短期間で黒ずんできた場合には注意が必要です。
炎症や外傷、腫瘍などの可能性も否定できません。
自己判断せず、速やかに歯科医院での診察を受けましょう。
歯肉の変色とともに
出血や腫れがある
歯肉が赤黒く腫れ、ブラッシングで出血がある場合は、歯周病が進行している可能性があります。
このまま放置すると歯がぐらついたり、最悪の場合は抜歯が必要になったりすることもあるため、早めの治療が重要です。
まとめ

歯肉の黒ずみは、主にメラニン色素の沈着や金属補綴、喫煙、歯周病などが原因となって起こります。
口元の印象に影響するため、改善すれば見た目が良くなり、お悩みの改善につながる方も多くいらっしゃるでしょう。
レーザーやガムピーリングによる色素除去、メタルフリー素材への交換、歯周病治療などを通じて、自然で健康的なピンク色の歯肉を取り戻すことは可能です。
長年の悩みを解消したい方は、ぜひ一度、歯科医院で相談してみてください。
当院の歯肉の黒ずみが気になる方の
治療症例実績
当グループ医院の歯肉の黒ずみが気になる方の治療症例を以下にご紹介します。
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